服の上から触った場合は、各都道府県の迷惑防止条例違反にあたり、服の中まで手を入れ直接体を触った場合は、強制わいせつ罪が成立するといわれています。強制わいせつ罪は親告罪ですので、強制わいせつ罪で処罰を求めるためには告訴が必要となります。
痴漢は被害者の尊厳を踏みにじる極めて卑劣な犯罪です。被害を訴えただけでも勇気が必要だったことと思います。犯人が現行犯で逮捕されただけでも良かったと思います。
しかし、被害者との間で示談が成立すると、犯人は不起訴となる可能性が高いのが現状です（特に初犯の場合）。したがって、起訴されるかが未定の段階で、たちまち、相手方の親等から相手方の弁護士を通じて謝罪や示談の申し入れがあると思います。しかし、起訴を逃れるためには彼らは何でもやるといっていいでしょう。同じ被害者を出させないためにもできるだけ厳しい処罰をのぞむ場合は安易に示談で妥協するべきではないでしょう。
もっとも、示談せず厳罰をのぞむ場合でも、犯人が初犯の場合等は、執行猶予または罰金で済むこともありえます。犯罪被害に遭って悔しい思いをし、さらに犯人が厳しい処罰を受けず、さらに示談金も貰えないという再び悔しい思いをすることは避けなければなりません。警察・検察や相手方の弁護士との接触は弁護士を通して行った方が確実です。まずは、日比谷ステーション法律事務所へご相談ください。
